キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

🐾ずっと一部屋に隔離されていたルパン君(パピヨンMix9歳)は、なぜ娘さんの部屋の前にいるのか?🐾実例

ペットを迎えた後、家族にアレルギーが出て
困ったというセッションが最近多いです。

「このまま一緒に暮らした方がいいか?」

「新しい飼い主さん、つまり里親さんに託した方が、
本犬(猫)は幸せに思うか?」

そんな風に気持ちを聞いてもらえるどうぶつ達は、幸せと言えるでしょう。
そもそもペットを迎える前に、家族にアレルギーがないか
確認するべきだったと言えますが、子供がどうぶつに興味を持ち始めた時期、
突然の出会いやご縁で迎えるケースもあります。

 

そんな風に迎えた後にアレルギーが出てしまったら…

人間ではなく、どうぶつ達にとって、「どうしてあげることを望むか?」と、
彼らに気持ちを聞いてあげる。あるいは、里親に出すことがいたしかたないなら、
彼らにきちんと、理由を説明してあげる。それはとても大事なことです。

 

どうぶつ達は、「自分はいらない存在なんだ」と自信を失ったり、
「なぜ嫌われてしまったのだろう?」と、悲しい気持ちにならなくてすむからです。

私たちも、彼らにきちんと説明し詫びることで、
罪悪感や後悔する気持ちが、軽減されます。

 

ところが現状は、そうでないケースが圧倒的と言えるでしょう。

一番ひどいのは、愛護センターに持ち込む(センターで命を終える犬猫が多い)
あるいは、遺棄することです。

一方、なんとか一緒に暮らそうとして、どうぶつを
一部屋に隔離してしまうケースもあります。

これは、犬や猫にとってとても辛いことですし、
長い年月の中で、「ネグレクト」へ繋がっていきます。

 

今日ご紹介するルパン君も、家族にアレルギーが出たという理由で、
長い間一部屋に隔離され暮らしていました。
保護した愛護団体の話だと、給餌以外は、ほぼクレート内で過ごしていたらしいと言うのです。

 

そんなルパン君を迎えて、10日余り経ったOさん。
ルパン君を通して、初めて保護犬の存在を詳しく知ったと言います。

Oさんは、これからゆっくり家に慣れてもらうつもりなのですが、
幾つか気になる行動や仕草があるとのこと。
先にその理由を知っておけば、ルパン君をこれ以上傷つけることがなく、
速く打ち解けられるのではないか…
そう考えて、アニマルコミュニケーションを依頼してきたのでした。

 

お聞きになりたいのは、O家に来てから、ずっと気を遣って遠慮しているように見える。

「ルパンは何を思い、私たちにしてほしいと思うことはあるか?」

 

もう1つは、ルパン君は娘さんがいてもいなくても、彼女の部屋の前に
ずっといることが多いというのです。実は里親会で、たくさんいた犬の中から
迷わずルパン君!と言ったのが娘さんとのこと。だから彼女に恩義でも感じて、
部屋の前に陣取っているのか?(それとも他の理由か?)知りたいと言うのでした。

 

ルパン君にコンタクト取ってみると、すぐにルパン君の犬なりが伝わってきました。

とても優しく情愛深い性格。この生来の性格と仲間の犬がいたので
(後から確認した所、同居犬がいて、一緒にレスキューされたとのこと)
隔離という淋しい生活にも耐えることができたのです。

でもそんな生活を長く強いられたことから、自分に自信がなく、不安を抱えているのでした。
その不安にフォ―カスしてみたところ、ここに(O家に)
ずっと居ていいのだろうか?という思いが、強く出ていました。

 

その証拠に、「あなたの今のママから頼まれて、お話ししに来たよ」
と言ってみると、急いでクレートの中へ入ってしまったのです。
急に話しかけられた瞬間、また元の所へ返さるのではと思ってしまい、
とっさに隠れたのでした。

 

そこで、こう話しかけてみました。

「もうルパン君は、今のママとお姉ちゃん、
パパ、ピーちゃん(オカメインコ君)と、ずっと一緒です。
だから、安心して」

何度もそう話して聞かせると、あきらかに表情が柔らかくなり、
ホッとした様子のルパン君。

 

ここで、彼の望みを聞いてみることにしました。

「ママが、ルパン君は気を遣っているようにみえるって言っています。
遠慮しないで、何かしてほしいことがあったら聞かせてくれる?」

すると困ったような顔になった後…

「今まで色んな経験をしていないから
(隔離されて生活していたので、選択肢がない)何をしてほしいと聞かれても困るんだ」

それからややしばらく考え…

「僕は、本当に本当に、ここのお家にいていいの?
僕が何をしても嫌いにならない?僕が吠えたり、
うれしくなってはしゃいだり、それから、それから…
とにかく、僕が何をしても、僕を嫌いにならない?」

 

最初に感じた犬なりの所で書きましたが、ルパン君は嫌われるような所がとても少ない子です。

「なのに、どうしてこんな何度も確認し、聞いてくるのだろう?」
そう疑問に思う方も、少なくないと思います。

その答えは、「娘さんの部屋の前でずっと待っているのはなぜ?」
の答えであきらかになりました。

「僕が前のお家でみんなと一緒にいられなくなったのは、
(前の家の子供に)嫌われてしまったからなんだ。
でも僕は(その子のことが)ずっと好きだった。
いつも一緒にいたかった(あの子だって、僕を好きだって言ってくれたのに)
だから今度はそんなことにならないよう(嫌われないよう)
お姉ちゃんの部屋の前にいて、僕の気持ちを示しているんだよ」

 

どうぶつとリーディングしている最中、彼らの思いが大量に流れてきて、
泣くつもりもないのに、涙がボロボロ溢れてくることがあります。

ルパン君のこの言葉を聞いた時も、そうでした。
元の家で、何の説明も受けず、一部屋に入れられ、家族と遮断されてしまった悲しみ、淋しさ。
お子さんに望まれて家に迎えられたであろうに、最初はあんなに可愛がってくれたのに、
(アレルギーを発症したのはお子さんと思われる)途中から触ってくれることはおろか、
声をかけてもらうこともなくなってしまったのです。

 

私たちがこのような目に合ったら、どう思うでしょう?
相手に対し、淋しさだけでなく怒りや恨みをもってしまうでしょう。

ところがどうぶつ達のすごい所は、こんな目に合っても相手を恨まない、
怒らない所です。それどころか、好きだったと言い切る、その一途さにあります。

私が不意に泣けてきたのも、前のお家のお子さんに対するルパン君の、純真で健気な気持ち、
そして今度はそうなりたくないからと、娘さんの部屋の前にいるルパン君の思いが、
とても切なかったからです。

 

ルパン君のこんな健気な思いをOさんに報告した時、
涙声になって、こう言ってくれました。
「ルパンが大好きだよ!これから生涯守り通すから安心して!
だから、自分を出せるようになるといいね。どんなルパンだって、
決して嫌いになったりしない」毎日、ぎゅっと抱きしめて、そう言い続けますと。

 

生れてはじめて、自分の存在を丸ごと受け止めてもらえたルパン君、
どんなにか嬉しかったことでしょう!

 

そしてもう1つ、O家に来て、嬉しいことがあったのでした。
O家には先住のインコピー君がいるのです。

合わせた時、ルパン君は初めて見る鳥に驚いて、
ちょっと吠えたそうですが、その後は全く吠えなくなったと言います。

そして驚くことに、ピー君の方から積極的に接近していく感じさえすると言うのです。

仲良くなれそうな予感がするが、何といっても小さなインコと犬ですから、
何かあったら、事故ではすまない事態になってしまいます。

なので、ピー君は新入りルパン君をどう思っているか知っておきたいと…

 

ピー君は、ルパン君とは真逆の生立ちで育った、自己肯定感の強い明るい子です。

彼に、ルパン君のことを聞いてみたところ…

「(最初吠えられた時)僕は、こう言ってあげたんだ。
おいおい、後から来たのに、そんな挨拶なのかい?君の態度によっちゃ、僕たちは、
役割分担して仲良くやっていけると思うけれどね…僕には羽根があるから、
君よりずっと視界が広いのさ。だから君には見えない、
この家の色んなこと(間取りとか、部屋の状況)を教えてあげられるよ!
僕は僕で、(留守番の時)ちょうど1人で退屈していたところなんだ。
君の態度さえよかったら、きっと僕たちは、良い相棒になれると思うな」

ピー君のこの気持ちを感じ取って、ルパン君は吠えなくなり、
ピー君も距離を縮めようとしていることが、これでわかりました。

 

なにかの理由で共に暮らすことができなくなったペットを、

物のように、捨てないでほしいと切に願います。

「自分がいらない存在」と感じることくらい、辛いことはありません。

それは、人も他の生きものも同じです。

 

共に暮らせなくなったペットには、新たな家庭を
探してあげてほしいと切に願います。

特にそれが、子供が原因だった場合、
親がそうして命を大事にすることを見せてあげるのは、

高価な熟に通わせるより、ずっと効果のある教育だと思います。

親が最後まで命に責任を持つ姿勢をそばで見ていた子供は、

生涯、その温かい思いを忘れることはないからです。

 

保護犬たちに温かい手を差しのべてくれるOさん一家に、

敬意をこめて💖

ルパン君とピー君の新たな友情には、

最高の祝福をおくります🐦🐕

***********************

 


 

 

 

 

 

  • 2019.11.02 Saturday
  • 20:10