キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

🐾ハルコさん(仮名 関東の某乗馬クラブ所属サラブレット 牝馬 22歳)は、 なぜどんどん人気が出たのか? OREOさんミニセッション実例🐾

ひとつ前の記事で書きました、使役どうぶつのカテゴリーに入る、
乗馬クラブ所属の牝馬、ハルコさんの実例をご紹介します。

 

前の記事にも書きましたが、私はサラブレットを
間近で見たことがなく、乗馬経験もありません。

「そんな私で、ハルコさんの気持ちを通訳出来るのか??」
という疑問と不安で、当初はいっぱいでした。
とくに彼女が、個人の伴侶どうぶつではないことから、私がもし誤訳してしまった場合、
ハルコさんにとって、取り返しのつかない事態になる可能性があります。

 

ペットではないので、やってあげられることにも制約があるでしょう。
頻繁に、様子を教えてもらうこともできないかもしれません。

そんな中で、もし間違ったこと通訳してしまったら、
私が単にごめんなさいと言えばすむ問題ではありません。

せっかく気持ちを伝えたのに、全然伝わらなかったとしたら…
傷つくのは、ハルコさんなのですから、申し訳ないという気持ちが強くて、
躊躇していたのでした。

 

依頼者は、彼女の調教師Yさんでした。
聞きたいのは、
1年前からハルコさんの担当になって、
彼女に乗るのは楽しいけれど、身体の面で大丈夫?というものでした。
Yさんがそんな風に心配するのは、ハルコさんの年齢が
22歳、
人間でいえば
65歳前後に相当する。そして、最近すごく人気が出て、引っ張りだこ
(色んな人間がハルコさんに乗るようになった)だからというのです。

「なにか嫌なことはない?これだけはしないでということがあったら、教えてほしい」
というのです。

 

私たちアニマルコミュニケーターにとって、質問する際、状況がイメージしやすいというのは、
リーディングがスムーズになる大きな要因です。

ところが私は、前記したように乗馬経験もないので、鞭とか鞍とかはもちろん、
極端なことを言えば、どうやって馬に乗るかも知らないのでした
(^^

 

(困ったなぁ)

ドキドキしながら、コンタクトしたのですが、繋がった途端、優しくてどこか物悲しく、
知的で、繊細、愛情深いというオーラが、ものすごい勢いで押し寄せてきて、
あっという間に、私をスッポリ被ってしまいました。ハルコさんのオーラは、
(ここでのオーラの意味は、その個体が持つ特有のエネルギー)たとえたら、
オーケストラが奏でる音楽みたいな感じでした。波長の中に色んな楽器
(ここでは、彼女に関わってきた人間や乗り手)の音が入り混じって、
チラチラ見え隠れしているのです。

 

その波長に集中し身を任せてみると、ハルコさんの馬なり(人なり)が伝わってきました。

とても知性を感じます、そして淡々としています。長い馬生の中で人間を乗せなれているもので、
背中に乗った途端、その人間の癖や考え、性質を感じ取り、それに合った動きができる。
そんな知性ゆえ、自分なりの考えもあり(年齢も手伝って)中身は、中々頑固である。
乗り手の人間に傲慢さ、無理強いなどを感じると、時としてちょっと意地悪したりする
技と知恵も身に着けている。人間と心を通い合わすというより、
人間の心を読み取る、汲み取る、合わせる、見抜くという馬生を送ってきたので、
内面は孤独で、ある種のあきらめ感がある。

肉体面は、とても若々しく、実質年齢より10歳以上は若く見える
(ハナコさん自身も、自信がある)

 

ここで私は、そろそろ実際の会話をしようと、依頼者Yさんのことをイメージしてみました。
すると急に、パーっと場が明るく温かくなりました(まるで春のうららかな外に立っている気分)

Yさんのことは、とても好き!!自分の馬生の中で、出合った何度目かに好きな調教師さん
4人目くらい)前任者のことは苦手で、愛情を感じない、喜びのない関係性だった。

だから余計嬉しい!今、すごく人気が出たのは、Yさんの人柄、
彼女のお世話の仕方、彼女とのコンビによるところが大と伝わって来た。

 

直接聞くまでもなく、あっさり質問の答えが返って来たことに驚きながら、
私はYさんから預かっていた言葉を伝えました。

 

「いつもありがとうと伝えてと、言われました」

するとすぐに、優しい声がかえってきたのです。

「こちらこそ、いつも優しくしてくれてありがとう。私のことを対等な生きものとして見てくれて、
いつも労ってくれて、いつも声をかけてくれて、世話する時も、いつも細部を気遣ってくれて、
私は本当に嬉しい!!あなた(Yさん)のおかげで私は仕事に対してやる気が出たし、
多少のことも我慢できるようになったのよ」

 

ミニセッションでご報告の際こう伝えると、Yさんの頬を涙が伝いました。

ハルコさんは以前、馬房にいることが多い(つまりお休みばかりしている)
馬だったというのです。それが、自分が担当した辺りから急に人気が出て、
その変貌が自分の接し方にあるとこうして聞けて、Yさんは涙を流して喜んでくれました。

 

その後身体のこと、嫌なことを聞きました。身体的には、私が感じた通り、
関係者みんなも驚いている、そんな若々しい馬でした。

鞍の位置や乗り方、レッスンの頻度について、ひかえめに意見を述べたハルコさん。
その控えめな意見は、自分を労わってくれるYさんに対する感謝からきているのが、
セッションを通してずっと伝わってきていました。

本当は、もっと言いたいはずなのですが、言わないという思いやりを、
じんわりと感じるのです。

私はそのハルコさんの気遣いや愛情深さに、泣くつもりもないのに、
涙が止まらなくなったものです。本当に、馬はとても優しい繊細などうぶつです。
特にハートのチャクラ、胸のあたりに、ジーンと広がる温かさがある生きものです。

 

そんなハルコさんから、「馬なんだから、人間を乗せて当たり前でしょう!
ほら私の言うとおりにしなさいよ!」や、「金払ってるんだから、めいっぱい乗ってやる!」という、
傲慢なお客さんの意識や声も、確かに伝わってきました。

その時は、聞いている私の方が、彼女の背中から落としてやりたいような気持にさえなったほどです。

 

セッションが終わった時、彼女はまだ何か言いたそうな顔をして、静かに立っていました。

その表面にある意識は、怖れでしたので、「どうしたの?」と聞くと、意識が直接伝わってきました。

(自分の年齢だと、あとどんなに頑張っても、せいぜい2〜3年。その後、この身はどうなるのだろう)

どうなるのだろうという先にある怖れから、仲間の老いた馬がどうなったか知っているのだと、
ハッキリ伝わってきました。

 

私は答える術もないもので、悲しくなってしまいました。

堪えきれず泣いてしまうと、その私を労わるように、静かな口調でこう言ったのです。

「(Yさんに)この先ずっと、私の担当でいてくれると嬉しいと伝えて」

なんてささやかな、切ない望みでしょうか…

 

乗馬をする1人でも多くの方に、この実例を読んでいただきたいと思います。

労いと優しさと感謝をもって、馬の背に乗っていただきたいと思います。

 

そして務めを終えた後は、穏やかな余生を送れるシステムになるよう、切に願います。

 

実例掲載を許可していただいたYさんに感謝いたします。

ハルコさんに、愛と深い敬意をこめて。

 

 

 

 

 

 

  • 2019.07.19 Friday
  • 22:56