キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

🐾可愛がってくれていたおばあちゃんの痴呆が進んだら、マーキングするようになった犬達🐾

どうぶつたちの取る行動は、人間からみて

「問題」であればあるほど、必ず意味があるものです。

そのことがとてもよく分かった事例があったので、ご紹介します。

 

2週間ほど前、猫のセッションが終わった後、飼い主さんにこう聞かれました。

「今度、実家の犬達のセッションをしていただきたいのですが、

4頭いるうち、その行動をするのは2頭なのです。

これって、2頭とも、それぞれセッションしてもらった方がいいですか?」

 

内容を聞いてみた所…

実家の母親(88歳)の痴呆が最近進んできたというのです。

でもまだ施設にあずけるほどではないので、彼女のお姉さん夫婦が

面倒をみているとのこと。お母さまは、昔から犬が大好きで、

今いる4頭は、近所のペットショップが売り上げ不振で閉店した時、

行き場がなかった犬達なのでした。

処分されたら可哀想にと、引き取ってきたのです。

 

問題行動とは、いわゆるマーキングでした。お母さまの痴呆が進んできたあたりから、

男の子の2頭が、マーキングをするようになったとのこと。

それも、トイレ介助をしている時に限ってで、わざわざ2頭で部屋に駆け込んできては、

オシッコをしてしまう(足をあげて壁などにする)

今までそんなこと全くしない犬達だったのに…

お母さまが特に可愛がっていた2頭がそんなことをするので、

お姉さんは悩んでいると言うのでした。

 

実は、相談の内容を聞いてすぐに、私の耳に犬たちの声が聞こえてきていました。

それは、「お母さんを怒らないで!」という訴えでした。

 

強くハッキリした声だったので、相談者の彼女にこう言ってみました。

「お母さんを怒らないでって、聞こえてくるんですが…

犬たちからして、そう思えてしまう状況はないですか?」

「姉はとても穏やかな人で、怒ったりはしないと思うのだけど、

介護は大変だから、そういうこともあるかもしれない。とにかく確認してみます」

と言って、その場は終わったのでした。

 

それから1週間ほど経った後、猫の飼い主さんから連絡がありました。

あれからすぐお姉さんに確認したところ、トイレ介助の際、大きな声を出しているのだそうです。

お母さまの耳が遠くなっていて、大きな声を出して介助しないと、トイレを失敗してしまうと…

大人のトイレの始末は大変なので(お食事中の方いらしたら、ごめんなさい)

こちらとしても必死になって、つい耳元で大きな声を出してしまうのだそうです。

 

猫の行動で悩んでアニマルコミュケ―ションを受けるようになった彼女は、

お姉さんからそう聞かされただけでピン!ときて、アドバイスしたそうです。

「お姉ちゃん、それビッケとマルオにしたら、お母さんを怒っているように思えるんだよ。

だから、僕たちも一緒に怒られるよとか、お母さんを怒らないで、

僕たちを怒って!って気持ちで、マーキングしているんじゃない?」

 

半信半疑のお姉さんでしたが、妹の言うとおり、犬達に説明しました。

「お母さんを怒っているのじゃないよ、お母さんを心配してくれて、

優しい気持ちでいてくれて、ありがとう」と…

 

すると、その日からピタリとマーキングが無くなったそうです。

お姉さんはビックリしましたが、驚きのあまり、偶然かと思ったそうです。

 

でも妹に言われた通り、毎日、その説明を続けているそうです。

そして、ビッケ君、マルオ君は、その後1回もマーキングしていないとのこと。

 

アニマルコミュニケーションで、たまたま分かったからいいけれど、

知らないままだと、わがまま犬とか、便乗して自分たちもオシッコしてとか言われて、

犬達がダメ犬のレッテルを貼られてしまうのでしょうね…

 

アニマルコミュニケーションで、全てが解決するわけではありません。

でもパーソナルで、どうぶつの気持ちを聞けるとても有効なツールであることは間違いないのです。

 

もっと認知度&普及率があがってほしいと、

コミュニケーターの1人として、切に願います。

 

(写真はイメージです)

 

 

 

  • 2019.06.29 Saturday
  • 01:07