🐾男はつらいよ犬編実例 こむぎ君(プードルMix 男子7歳)🐾
先日ご紹介した猫のミオ君に続いて、男はつらいよ!の
犬編実例をご紹介いたします。
最初に、こむぎ君のお家の家族構成から記してゆきます。
ママのSさん、お母さまのお2人が、人間のご家族。
どうぶつのご家族は(頭数が多いので敬称略で)ちっち(チワワ女子6歳)、
ヒマリ(シーズー女子ー5歳)めろん(チワワ女子4歳)
ジャンボセキセイインコの武蔵、セキセイインコの宝蔵も、多分女子。
こうして見てみると、女子7:男子1という比率ですね(^▽^;)
4頭の中で、こむぎ君は最初にお迎えし犬で、ママのSさんと
心の絆が深い長男気質のワンちゃんです。現在、犬に優しいトリミングサロンを
経営しているSさんは、技術を身につけ独立するまで、
誰もが自分の行く道に迷い悩む20代の時期と重なって、
そこに感性豊かなSさんの内面が上手に統合できない…
そんな辛い時期もあったようです。
そんな時期、いつも寄り添い支えてくれたのも、こむぎ君だったのです。
そんなこむぎ君の優しい資質は、コンタクト取った瞬間から、大量に伝わってきました。
優しくワガママを言わない。人間でいえば、優等生の長男気質。短所が、極めて少ない子。
なので、人間側が気持ちを察してあげるか、たまには女子3頭の間に入って
交通整理してあげないと、ずっと良い子のまま自分の個性を出せない。
イケワン💖ママの自慢の犬だと、自分でよくわかっている。
Sさんから預かった質問は、こむぎ君のそんな資質を気遣ってのものでした。
*犬達4頭で、ママがいない時どんなことを話しているのかしら?
ママに伝えたいこと、ママが気付いていないこととかあったら、聞かせてほしい。
ここからは、実際セッションした時のお話しを記していきます。
お預かりした写真のように、椅子の角みたいな所にきちんとお座りして
出てきたこむぎ君でしたが、私が話しかけようとしただけで、
一斉に女子のやってくる気配がしました。
「なに!なにー!あたしのこと呼んだー?」すると違う方から違う女子の声がして、
「あなたじゃないわー、アタシよー!」女子がそうやって賑やかな間、もみくちゃにされ、
次第に後ろに下がってしまったこむぎ君。
「こんにちは〜、いつもこんな感じなの?」
「うん、いつもこんな感じだよ。ちっちやめろんは小さいから、
写真撮る時や可愛がってもらう時、いつも僕の前になだれこんでくるよ。
だからそれが当たり前になってしまって、僕がこうして先に座っていても、
押し合いへし合いしている内、気がついたら、僕は一番後ろに追いやられているんだ」
ここまで言って、ハッとした顔になったこむぎ君。「
そうだ、僕がこんな話して、女子のみんなに聞かれないかな?」
私が大丈夫よという前に、こむぎ君は自ら答えを導き出していました。
「あ、でもうちの女子、もし聞かれたとしても全然気にしないキャラばかりだな(^▽^;)」
「ああ、そうなのね💦でもママも今みたいな感じを気にしていたの。
ママがいない時、みんなで何を話しているの?って質問があったよ」
この質問には、のけぞるようになって驚いてしまったこむぎ君。
「えーーーーー!ママーー!みんなじゃないよ。僕はね、
99%聞き役だよ(0・1%しか、こむぎ君は話していない)」
「ああ、そうか…99%女子が話しているのね…
なんか想像できるけれど、具体的にどんな感じか教えてくれるかな?」
「うーん…(ちょっと天を仰いで)たいていは、ちっちとめろんがマシンガントークしているよ。
気が乗れば、ヒマリも加わるけれど、気が乗らないと、1人でグーグー寝ている。
僕もウトウトしている時があるけれど、ねーねー、こむ君そう思うでしょう?
とか、こむ君、どっちの言うことが正しいと思う?とか、
あ、ママが帰って来たんじゃない、ちょっとこむ君、確認してよー
(こむぎ君は、一番上背があるので)とにかく色々注文が入るんだ」
「あらら〜、では寝ていられないのね?」
「うん、でも僕は慣れているからね。返事の仕方やツボも心得ているんだ」
うーん、こむ君完璧と思いつつ、さらに、女子同士ではどんなことを話しているのか聞いてみた所…
「あまり真剣に聞いていないけれどー(人間が腕組する感じで考えて)
あ、ママとお母さんがけんかしてたとか、この前、○○に行って楽しかったとか、
今度また○○に連れて行ってくれるかしらとか、○○が美味しかったわとか、
○○の洋服似合っている?とか、まあ、そんな話だよ(軽くため息)
今回こむぎ君の話を聞きながら思ったのは、人間もどうぶつも、
本当に何ら変わらないということです。人と暮らすどうぶつ達は、
私達人間と同じように女子は女子らしい感性や思考回路で
(男子は男子特有の思考回路で)日々、生活しているのですね。
最後に、ママに対して言いたいことがあるかと聞いた時、涙がチョチョ切れそうなことを
話してくれました。
「ママは僕と出会ってから、本当に辛く悩む時期もあったんだ。
でも今こうしてお店を開いて、僕たち犬がどうやったら少しでも気分よく過ごせるか
(トリミングの間)工夫してくれて、すごく頑張っているんだー。
そんなママを見て、僕は偉い!と思っているよ。
僕は犬だけれど、ママのことこれからも精一杯支えてあげたいなって思う」
ここまで言ってから、ちょっと照れたような顔になったこむぎ君。
「ママ大好きだよ!(時々は、女子抜きで2人っきりで過ごしたいな)」
犬好きなら、自分の犬にこんなこと言われてみたいですねー💖
こむぎ君のこの言葉に、しばしボーっと(ドンやチャーが、私に言ってくれたらなと)
なってしまった私でした。
セッション後、こむぎ君が前より頻繁に笑ってくれるようになったと聞いて、
私も、すごく嬉しかったです💖
横浜市青葉区にある、Sさんの完全予約制サロンはこちらです。
「嫌がることは無理をしない」優しい施術。その考え方は、私もすごく同感です💖
サロンの名前まで、こむぎ君からとったのですねー!
「こむハウス」
https://www.comuhouse0709.com/?fbclid=IwAR29BuyeO5G0krXZMqx4tiObWrjqpH5Va-eMILEwcfSoxfu3_wOuPJdVAes
いつまでも、ママのSさんと二人三脚で、楽しく暮らせますように💖
実例アップを快諾してくれた、Sさんとこむぎ君に感謝をこめて✨
こむぎ君は、一番左です(^▽^;)
- 2019.05.04 Saturday
- 23:08