キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

🐾マーニーの、心の扉が開かれるまで(チワワ 女子推定5歳)実例🐾

新たな犬猫を迎える時、「保護犬・猫」という選択をする方が、
私の周りで最近多くなって、とてもとても嬉しく思っているのですが、
保護っ子を迎えた後、
最大の悩みは、困りごとが起きた時です。


生立ちや今までの暮らしが不明であればあるほど、どう対処してあげればいいか、
この接し方で合っているのか・・・そもそも、家にお迎えしてよかったのか?
私で、この子の心の闇を晴らしてあげられるのか?

真摯な気持ちでお迎えしたならなお、飼い主さんは、
心の迷宮状態になってしまうものです。

 

依頼者のSさんも、まさにそんな状態でした。
前回は、元保護犬で、他界したTさんのセッションでした。

セッションを受けたことも功を奏して、新たな犬をお迎えする気持ちになったSさん。

今回も気の毒な状況下にある犬をお迎えしたいと、方々あたっていたのです。

中々ご縁が繋がらなかったのですが、マーニーさんのお世話をしている
素敵な一時預かりさんとご縁があってから、トントン拍子にお話しが進みました。

 

ところが、待望のマーニーさんがS家に来てからというもの、
急に環境が変わったからなのか、悲しそうな淋しそう目をすることが
多くなってしまったというのです。

お母さまと2人暮らしのSさん。新たな犬が来るのを、お母さまも
楽しみにしていたのですが、そのお母様のことが、マーニーさんは嫌いな様子。
唸ったり、時には軽く噛んでしまうというのです。

 

犬に尽くして喜んでもらうことに喜びを感じるタイプのSさんは、
段々自信がなくなってきて…私に、再びお声がかかったというわけです。

 

お聞きになりたいことは、なぜお母さまを嫌がるのか。
何をしてる時が楽しいか?前足や身体を触ると嫌がる理由も知りたい。

 

コンタクトを取ると、フカフカのベッドに身体を沈め、
まったりした様子で出てきたマーニーさん。確かに、ちょっと憂鬱そうです。
その憂鬱に集中してみると、一時預かりさんの所で、賑やかだった様子が伝わってきました。
他の犬のことは大好きなようです。他の犬と楽しくはしゃいでいると、
保護されるまでの辛さや、これからどうなるかという不安が忘れられると、
伝わってきました。そうやって、今まで賑やかだったのが、
急に静かなS家に来たことで、マーニーさんの素の部分(本来の性格)が
出てきていると感じます。

S家に来たから憂鬱なのではないということが、まずわかってきました。

 

「こんにちは。あなたのママになったSさんに頼まれてお話ししに来たけれど、
気持聞かせてくれますか?」と、話かけてみました。

するとマーニーさんは、ちょっと頭をもたげてこう言いました。

「ママ?ママ?ママってなんなのか、意味がよくわからないわ」

「ママっていうのは、マーニーさんを世界で一番大事に思ってくれる人のことを言うのよ」

すると、一瞬目を見開いて嬉しそうな顔になったのですが、すぐ真顔に戻って…

「その話、本当?私、あまり本気で喜ばないようにしているの。
だっていつも、善い人だな!って思って気に入ってもらおうと頑張っても、
この子(犬)と親友になって一緒にいたいって思っても…
その通りになったことがないんだもの。それに、こんな風に(保護してもらうまで)
なる前は酷かったの。だからその場その場で合わせて明るく振る舞って、
でも期待しない。期待しないことが、私の一番の教訓なの」

 

Sさんから聞いていたのは、九州で保護され、善意の人のバトンリレーで、
関東の一時預かりさんの元へたどり着いたということ。

そこで、酷かったとマーニーさんが言う、保護される前の状況に集中してみました。

すると小型犬ではありがちな、ブリーダーの元、繁殖犬としての生活を感じました。
子供を産んでは取られ、次第に身体はボロボロに…保護された時は、
口腔内が痺れたように痛く(後から聞いたところによると、歯肉炎を放置したため悪化して
、手術をうけたと)お腹も痛く(乳腺腫瘍があったとのこと)、この若さでもう
何の希望も持てない状態だった。Sさんのお母様を嫌がるのは、
お母さま自身が嫌なのではなく、そのブリーダーと年恰好が似ているからということも
感じ取れました。また身体や前足へ触れられることへの抵抗感は、
繁殖時、身体を押さえられ固定されてきたことによる、トラウマのようです。

 

結論は、Sさんがこの事実をよく理解し、お母さまにも説明し、焦らずじっくり、
時間をかけてあげること。愛している、生涯守り通すという決意を、
マーニーさんに伝え続けること。お出かけすると気持ちが晴れるようなので、
お休みの日は連れ出して犬と接触させること、親友の犬友を作ってあげることでした。

 

セッションは、ミニセッションでもお世話になっているCafeOREOさんで、
対面で行いました。

 

初対面では、ちょっと固い表情だったマーニーさん。ところがセッションが始まって、
ママにちゃんと伝わっていることがわかると、驚くほど表情が柔らかくなってきました。

その変化は、Sさんと2人、驚くほどの変化でした。最後はすっかり安心したのか、
キャリーバックの中でお腹を出して爆睡しておりました。(添付写真)

 

どうやらまた、違う場所へ移動させられる。私から話しかけられて、
それも心配していたようです。

 

今日のセッションでまた、どうぶつたちが、私達人間の言葉や気持ちを、
どれほど理解しているかが、よーくわかりました。

 

アニマルコミュニケーションで全てが解決するわけではありませんが、
どうぶつ社会も人間同様多様化している今、どうぶつ達へのカウンセリングは必須と痛感しています。

 

久しぶりに行ったOREOさんでは、楽しいひと時でした。生パスタは、
いつも通り絶品でした。ガトーショコラまで平らげ満足でしたが、
ご馳走になってしまい、恐縮しています。食べ過ぎました。

 

キャリーバックに入って、すっきりしたお顔のマーニーさんと、表情が晴れ晴れとした
Sさんをお見送り―別れ際のシミジミ嬉しく誇らしい気持ちは、
アニマルコミュニケーター冥利につきます。

 

これからもハードルはあると思いますが、飛び越える度に絆は強く、
深まっていくでしょう。

Sさんとマーニーさんの、幸せを祈っています💖

 

 

S家に来た当初

 

 

セッション中、お顔が緩んできて…

 

この後、爆睡していました

 

  • 2018.10.20 Saturday
  • 22:05