キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

シヴァの木

今日は我が家で、「シヴァ」というニックネームの木と
出会ったいきさつをご紹介します。
正式名は、「フィカスベンガレシス」と言い、
ゴムの木の一種です。
石鹸作りに来た中で植物に詳しい方がいて、
「珍しい樹形ですね」と言われました。
そう言われて、この木と出会った時の話をしようと思ったのですが、
石鹸作りに忙しく、そのままになってしまっていたのです。
出会ったのは、半年くらい前のことです。
フィカスとは全然違う種類の観葉植物が欲しくて、
某大型観葉植物専門店を訪れていました。
そこは他のお店より高めの値段なのですが、整った樹形や
センスの良い鉢が所せましとあるので、人気のお店なのです。
 
その日も、入荷したばかりという大きな観葉植物がびっしり並んでいて、
その木をかき分けて、店の奥へ進んでいきました。
お店に入る前から、「今日は誰かを連れて帰るな」
そんな確信がわいてきたのですが、入荷したての活きのいい樹木を見て回っても、
ピンとくる木に会えません。
とうとうお店の奥まで行って、突き当りになってしまいました。
夫に、「無理して買うことはない」と言われ、「無理していない」と答えました。
そう言ってから、自分ではっきり気がつきました。無理していないどころか、

「今日は、その木に呼ばれたんだな」と。
店内を2往復ぐらいしながら、私は意識を集中させ、心の中で呟きました。
(誰?誰?呼んでるよね、誰?)
目を皿のようにして3往復しましたが、ピンとくるその木はいません。
夫に帰ろうとせかされたので、「もう一回だけ」と答えた時、
店員さんがそばを通り過ぎました。私はとっさに引き留めました。
「ねえ、ここには見当たらないんだけど、こんな木ありませんか?」
こんな木と言った時、私の脳裏にパッと浮かんできたのは、
ヒンドゥー教の神様の、シヴァ神でした。(添付写真参照)
自分でも不思議でしたが、私はシヴァ神を真似、両手を捻じ曲げて話していました。
「ほら、こんな感じの。インドのシヴァ神みたいな形」
店員さんは若い女の子でしたが、その店に行くといつもいる人でした。
私にいきなり手ぶりで変な形を示されて、「ハアー??」と言ったのですが…
ちょっと首をひねって考えこう言いました。
「それ、今日みたのですか?」
「あ、いや…なんて言えばいいのか」
まさか、そんな風に観えてきたなんて言えないので言葉に詰まると、
「奥に引っ込めたのの中に、お客様が今、手で示された形に似た、
フィカスが合ったかと思います」
奥から出して来てくれた、フィカスの樹形が見えた瞬間、
「この木だ!この木に呼ばれた」とわかって、
小躍りしたくなったものです。
聞けば、葉に虫がついて根詰まり気味だから奥に下げたとのこと。
よく見ると、葉に茶色い虫がびっしりついていました。
私は虫が平気なのです。(北海道出身だからか、ごきぶりも、比較的平気です)
なので、この茶色い虫をみたら、この木は間違いなく私が連れ帰る木だと思いました。
ふつう女の人は、虫嫌いが多いからです。これでは誰も買ってくれないでしょう。
30%ダンピングされたシヴァは、こうして我が家にやってきました。
もちろん、虫は綺麗に落ちました。
肥料を与え、せっせと日にあてています。
おかげでなんだか枝がずいぶん伸び、益々、シヴァ神の手足みたいになってきました。
5月ごろ、シヴァは新しい鉢に植え替えてやろうと思っています。
自ら動くことができない植物は、時に、とても強いメッセージを送ってくる…
そんなお話でした。
あ、もう少しして桜の蕾が膨らむ時期になると、
歯が生えてくるみたいに、歯茎がムズムズし始めるのですよ。
桜の木もまた、強い意思があるのですね。
☆こうして並べると、本当によく似ていますね☆
  • 2018.03.09 Friday
  • 21:37