キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

お母さんが淋しくないように…優しいチコさんの実例

戌年最初の実例ご紹介は、ミニチュアダックス
(2017の8月 19歳で他界)、
チコさんからの
メッセージです。
クリスマスに、アニマルライフ(千葉)で行ったミニセッションで
お受けしたワンちゃんなのですが、犬って(他の動物も)こんなに
優しいのだなということがジンワリ伝わってくる、
戌年にふさわしい内容です。
またいつもの長文ですが、犬好きな方は特に、お付き合いくださいませ。
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チコさんがお姉ちゃんと呼ぶMさんは、今は、
お母さまと
2人暮らしです。
今はと記したのは、お父様が昨年5月に他界され、
その3か月後の8月に、チコさんが旅立ったからです。
アニマルコミュニケーションには、特に興味があったわけでなく、
アニマルライフに来た時、スタッフから偶然聞いたと言います。

 
セッションが終わった後、Mさんと2人で話したものですが…
今から思えば、偶然ではなく、心配したチコさんが、
自分の声を届けるため、アニマルライフに、Mさんを呼んだのではいでしょうか。
 
話を少し戻して…ある日、アニマルライフのHPを何気に見ていたMさんは、
里親募集中のダックスの子が、チコさんに似ている!と感じました。
あることを密かに心配していたMさんは、チコさんに似た子を見たいこともあり、
アニマルライフを訪れたのです。
そこで、アニマルコミュニケーションのミニセッションがあると聞き、
急きょ、受けてみようと思ったのでした。
そしてMさんが密かに心配していたあることこそ、
チコさんが一番伝えたかったメッセージだったのです。
これはもう、偶然ではないですよね!

 
Mさんから預かった質問には、その心配ごとは直接書かれていませんでした。
とても簡潔に、「お父さん、仲の良かったアミちゃん(先に他界した、ゴールデンレトリバー)
に会えた?」と、「もしまた犬を迎えるとしたら、どんな子が良いと思う?」
と書かれていました。
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ここからはセッション内容を記していきます。
最初に、チコさんの写真を見て、質問内容を確認した私は、
そこですでにジ〜ンとくるものがあり、涙がこぼれそうになりました。
私達アニマルコミュニケーターは、エネルギーを感じ取って、
言葉に置き換えるのが仕事です。エネルギーの中には、その子特有の性質や特徴、
考え方などが含まれているのですが、伝えたい思いや言いたいことが強くある場合、
その思いが先に、ボンと出てくるものです。

これは例えるなら…本を開いたら、いきなり感動するシーンのページで、
数行読んだだけで心に沁みてきて、涙が出てしまった!それと同じ状態といえます。
「うわー、なんて優しい子なんだろう」と私は独り言を漏らしながら、
チコさんの優しい波動に集中しました。すると、チコさんの声が聞こえてきたのです。
「私は元々お父さんの犬(お父さん子)だったの。だからお父さんが逝った後、
お父さんが淋しがってるし、私も直に合いたくなって…来ちゃったの。
お母さんとお姉ちゃんには、淋しい思いをさせて、ごめんね、ごめんね。
もう少し頑張っていたかったけれど(こちらの世界で)ごめんね」

 
「そんなに謝らなくともいいのに」と私が言った途端、淋しそうに
1人ポツンと座っている、お母さんの姿を見せてくれました。
お母さんは年齢の割にとても若々しく、また普段は気持ちの明るい、
面倒見の良い方と伝わってきます。だからこそ、急に誰もいなくなってしまった今
(娘のMさんも、昼間はお勤め)1人になると、気持が沈んでしまい、
時に1人泣いてしまうと言うのです。
お父さんの脇にピッタリくっつく姿を見せてくれたチコさんは、
こう言いました。
「お母さんが淋しがるので、昼間は、お母さんの所に帰っているのよ。
だから、お母さん、落ち込まないで。そして夜は、お父さんの所に帰って、
こうして、くっついているの」
「わかりました。あなたの気持ち、お母さんにちゃんと伝えます。
お父さんに会えたのですね、仲の良かったアミちゃんは?」
アミさんの話をすると、これまたとても優しい犬だったと伝わってきました。
若いゴールデンレトリバーが、金色の毛をなびかせ、土手を走る姿も見せてくれました。
「アミちゃんが、私を迎えに来てくれたのよ。2人でそちらの世界にいる時に、
そういう約束をしていたから、すぐにわかったの。でも、私よりずーっと若くなっていたから、
びっくりしちゃった。アミちゃんは私が来たから、入れ代わりでそっちの世界に戻るのですって。
今度は、お仕事する犬になりたいって言っているわ」

 
それからも、お父さんからMさんとお母さん2人への伝言など、色んな話を
してくれたチコさんでしたが、次のワンちゃんの話になると、
Mさんがまさに心配していたことを、スラスラ話し出したのです。
「お母さんが淋しくないようにっていうことが、とにかく一番だから、
小さくて活発じゃない子(体力的に、お母さんがずっとお世話をできる子という意味)が
いいと思うわ。本当は私やアミちゃんのように茶色くて垂れ耳の犬にしてほしいけれど、
今のお母さんだと、まだ思い出しちゃうから、全然違う犬種で小さくて可愛い子が
いいんじゃないかしら(子犬ではなく成犬。プードルやチワワくらいの大きさ)」

チコさんの話を伝えた後、私はMさんにこう付け加えました。
「チコさんの話すことを総合すると、お母さまが、お世話する対象を失くしてしまって
気落ちされていることを、とにかく心配しているように思います。
このままだと、例えばですが…将来、鬱っぽくなったり、もっと深刻な症状に繋がったり…
そういう方向に進んでしまったら、困るなと」
そこまで言うと、Mさんは、まさに!という顔をしたのです。
「チコにはなんでもお見通しなのですね。私も、今までの母は若々しく、
最も遠い人だっただけに、かえって反動で、そのような方向になってしまったら、どうしようと…
そんな心配というか懸念が、私の中にあったんです」

 
チコさんの話を聞いたMさんは、ハンカチを目頭にあて、流れる涙を拭っていました。
「チコは、本当に優しい子でした、そのチコにまたこうして会えて、
今日は、本当に嬉しかったです」

 
チコさんは本当に気持ちの優しい子ではありますが、人間と暮らすどうぶつたちは、
ほぼ100%といってもいいほど、私達を愛し一途な思いを注ぎ続けてくれるものです。
チコさんのように肉体を卒業してもなお、こうやって愛を持ち続けてくれる
犬や猫は、珍しくありません。

そんなどうぶつに対して、私達人間は、果たして応えているでしょうか?
戌年の今年は、彼らの一途な思いに応える人間が、
少しでも多くなりますように!
 
長文お読みくださり、ありがとうございました。
新たな毛むくじゃらのパートナーが、Mさんとお母さんの生活に
また、彩りと明るい笑いをもたらしてくれるよう、願っています。

 
  • 2018.01.04 Thursday
  • 22:36


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