キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

ライキ君(秋田犬)の実例

今回の実例は、セッションのご報告時、
保護者の
Hさんと2人で大笑いした、

愛すべき爆笑キャラ、ライキ君(推定4歳男子)のご紹介です。

 
こんな風に爆笑できるのも、今、ライキ君がこうして幸せになっているからで、
元々は、茨城の愛護センターの収容犬でした。

Hさんと仲間の方が、センターからレスキューしました。

 

Hさんは、以前実例でご紹介した秋田犬花ちゃん(推定4歳女子)のママです。

花ちゃんの実例はこちらから、ご覧になれます。

http://kikinotable.jugem.jp/?eid=558

 Hさんは真っすぐで、ガッツがあって、情に厚くて―こういう人柄ですから、
小型犬や猫をたくさん保護していながら、引き取り手の少ない
大型犬にも名乗りをあげた。それが、花ちゃんとの出会いでした。

大型犬は、預かりたくても場所がない。労力と、かかる費用も、
猫や小型犬の比ではありません。それで、中々センターから出してもらえないのです。

 

でも秋田犬は、大きな身体からは想像できないくらい、
繊細で素朴な犬格をもっていると言います。
花ちゃんを引き取って以来、
Hさんは、そんな秋田犬に惚れ込んでしまったのでした。

 
センターで、ライキ君と出会った時も、いつかは家に引き取りたいと思っていた彼女。
ライキ君は当初、信頼できる仲間の所で過ごしていましたが、

Hさんの強い意思で、彼を引き取りました。

茨城のセンターから引き出す際、Hさんに、赤ん坊が抱っこされるようにして抱きつき
甘えてきたライキ君を、忘れることが出来なかったのです。

 

それからかれこれ3か月、花ちゃんに時々怒られながらも
楽しくやっているように見えるライキ君。このまま
H家にいたいのか、
それとも、ライキ君だけを可愛がってくれる里親さんを探した方がいいのか…
ここで一度、本犬の気持ちを聞いておこうと依頼されたのでした。

 

ライキ君にコンタクト取ると、花ちゃんの方に熱い視線を送る姿で登場してきました。
その気持ちに波長を合わせると、彼のこんな気持ちが流れてきたのです。

 

Hさんの所に来て花ちゃんと知り合って、ようやく心の安定や安らぎを知った。

なんにも考えていない、順番守れないおバカキャラやっているけれど、
本当の自分は、とてもシャイで胸に淋しさをたくさん秘めて生きてきた。
でも本来、深く物事を考えるのが苦手な性質なので、今まで生きてこられた。
それくらい悲惨な幼少期だった。母犬の温もりもほぼ知らずに離されてしまったので、
花ちゃんと同じ年齢だが、甘えたい気持ちが強い。なので、僕も僕も
!となってしまい、
結果的に、順番を守れない犬になっている。花ちゃんのことは、姉や母のように思っている。

 

私は、そっと声をかけてみました。

「ママに頼まれてお話ししに来たのだけれど、気持聞かせてくれる?

すると、飛び上がらんばかりに驚いて…

「えっ!!ママって誰―?オイラのママは、花だよ。あーあ、あのおねえちゃんだね
(Hさんのこと)花が言っていたよ。あの人は、私たち専属のお世話係なのって」

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自分のことを、僕、俺、ワシ、オイラ、大人っぽく私と、言い方は様々ですが…
ライキ君の場合は、間違いなくオイラでした。

なにかのキャラクターに当てはめるとしたら、「いなかっぺ大将」です。

ちなみに、このアニメを知っている方は、〇〇歳以上です〜(^^;)

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「え?花ちゃんがそんなこと言っているの?

「あっ、いけない!!オイラ、すぐに口が滑っちまう。それでいつも、
花に怒られているんだ。あんたって、ったく考えなしねって
!あーもちろん、
オイラも花も、おねえちゃんには、感謝しているよ。日本一の優しい善い人だよ。でね…」

 

このまま聞いていると、止まらない感じがするほど話し好きなようなので、
私は、質問をすることにしました。

「ライキ君は、ここでずっと、花ちゃんと暮らしていきたいですか?

聞いた途端、目が、本当に点になってしまいました。

「え???」驚きのあまり、口も開いています。
「オイラの聞き間違いかな
?なんでそんなこと聞くんだい?あたりまえだよ。
も、もしかして、オイラここにいたらダメなのかい
?また他に行かなきゃいけないの?
嫌だ、嫌だ、そんなの嫌だよー」

 

この後ものすごく動揺して落ちつきがなくなり、半べそになってしまったライキ君。

「あんた(私、前田に向かって)お姉ちゃんに頼んでくれる?
オイラのことここに置いてくれって。他に、行きたいところなんかないよ。
オイラ、ここにずっといたいんだよ」

尋常じゃない勢いで、私は懇願されました。

 

彼の切なる希望通り、今は、正式にH家の犬になっています。

晴れてH家の犬になったライキ君は、本来の明るさ全開で、
Hさんによると「いなかっぺ大将」そのもの。
花ちゃんに、よく怒られあきれられているそうです。

 

ただ、ライキ君のように幸せを掴める「愛護センター収容秋田犬」は、

ほんの一握りなのです。

前年だけで、Hさんとその仲間で10頭近い秋田犬をセンターからレスキューしたそうです。
地域は、ほぼ北関東に集中していて、
Hさんたちはその理由を、こう推測しています。

いわゆる秋田犬の展覧会で、一定の成果(賞など)をあげられなかった犬が、

飼育放棄されていることもあるのではないかと…

 

冒頭に記したように、大型犬は中々引き出してもらえず、地域によっては、
危険犬種という扱いで、公にならないまま命を絶たれてしまうこともあるそうです。

 

こういう事実と現実を一人でも多くの方に知っていただきたいと思います。

 

Hさんのブログは、こちらです。

温かい方とご縁を待っている、秋田犬がいます。

温和で繊細で、とても愛情深い秋田犬。

大型犬がお好きな方、是非会いにいってあげてください。

よろしく、お願いいたします。

https://ameblo.jp/mii-3030/entry-12303922498.html

 

 

  • 2017.10.12 Thursday
  • 13:11