キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

🐾被災地を放浪していた優しいひかる君(ブリタニ―スパニエル 男子)は、なぜ特定の犬種の犬と仲良くできなかったの? 実例ご紹介🐾

アニマルコミュニケーションで、直接聞いてきた
「犬たちが他の犬と仲良くできない」理由は
1000頭いれば、1000の理由があるもので、
毎回、いつも驚いてしまいます。
今回ご紹介するのは、

今年の3月に旅立ったT家のひかる君が、

仲良くできなかった犬種にまつわるお話しです。

 

ひかる君とTさんの出会いからご紹介していきます。
ひかる君は、東日本大震災後の2013年、被災地福島県飯舘村を放浪していました。
たまたま地元の愛護活動家に見つけてもらい、
人間のことは最初から大好きだったもので、保護されたのでした。


FB上で預かり先を募集していた時、Tさんの目にも止まりました。
Tさんは動物病院勤務の経験があり、保護活動も長くやっていて、
常時犬が4〜5頭いるというベテランです。

そのベテランな点を見込まれて、「是非Tさんにお願いしたい」と、
保護した活動家からも
頼まれたのでした。

 

その見込まれた理由を、ひかる君自身は、
「うちで幸せでしたか?」という質問の答えで、こう説明しています。

「お母さんの所で、本当に本当に良かった。お母さんのところに来るまで
僕は、いつも寂しくて、惨めで、不安がいっぱいだった。
それに僕は、僕を引き取るのは難しいと思われていたからね。
お母さんには感謝しても仕切れないんだ」

「なんで難しいと思われていたの?」

「僕は猟犬だし、他の犬とちょっと難しい(仲良くできない)と思われていたから…」

確かにひかる君は、どこから見ても「ブリタニ―スパニエル」
という狩猟犬そのものでしたから、動くものに反応しやすい特質はあるでしょう。


でもT家に来てからというもの、ミニチュアダックスなど先住犬と、
とても仲良くしていました。

なのでTさんは、保護当時不安定だったから他の犬にもナーバスに
なっていたのかなと思っていたのですが、やはり慣れてくると、
頭文字SとFの犬種の犬だけは、どうしてもだめだとわかりました。

 

添付写真を見ての通り、ひかる君は、優しくて穏やかな印象の犬です。

決して、激しい、あるいは自分が上に立ちたい闘争的なタイプではありません。

なのに、SとFには、どんな個体であろうが色であろうが、
必ずと言っていいほど喧嘩を売っていたというのです。

彼が旅立ってから、その理由がずっと知りたいと思っていたTさん。
お友達の紹介を経て、アニマルコミュニケーションを依頼してくれたのした。

 

SとFの犬種を嫌いになった理由は、リーデイングしてすぐにわかりました。

ひかる君自身が前記したコメントで言っているように、お母さんの所へ来るまで
いつも寂しくて惨めだったのは、彼が、2013年保護されるまで、
2度、人から遺棄されているから(感じるの)です。


*狩猟犬として飼われていたが、震災後飼育困難となって遺棄された。
*一般家庭のような保護施設(ただ犬を集めただけの感じもする)に一時いて、
そこから逃げ出したか、管理が悪くネグレクト状態のまま放置されて放浪に至った。

 

この△了楡澆砲い浸、SとFの犬種にとてもいじめられたと感じるのです。

もちろん、SやFがそういう意地悪な犬種というわけではありません。
震災直後は、人も犬も、ある意味極限のような状況で生きていかねばならなかったので、
いじめた犬たちも
寂しさ、悲しみなどで心がすさんでいたのです。

 

でも、T家に来てからの7年あまり、本当に幸せで、他の犬たちとも仲良くやってきたひかる君。
いくら、そういう過去があったからといって、その犬種だけダメというのも、
理由としては今一つインパクトに欠ける気もします。

 

「なぜ喧嘩を売ってしまうの?」と質問し、その答えを聞いた時、納得できました。

ひかる君は、こう言ったのです。

 

「犬には、犬種独特の匂いがあるんだよ。
FとSも、独特の匂いがするからね。
その匂いが僕の鼻にインプットされているんだ!」

私はこの答えを聞いた時、さすが猟犬!と思って、ある意味感心したものです。

つまり、FとSの犬種が今でも嫌いなのではなく、匂いに反応してしまうのです。

猟犬らしく、自分に意地悪をした犬の匂いがインプットされていて、
その匂いがすると悔しかったこと、悲しかったこと、惨めだった記憶に繋がってしまうのですね。

 

この答えには、Tさんもとても納得されていました。

「そうなんです!ひかるは、あの犬種の子たちの姿も見ないうちから興奮してしまうんです。
家へ来てから、意地悪されたわけでも、吠えられたわけでもなく…
なのに、なんで姿も見ないうちに察知してそんなに怒ってしまうのか、
ずっと不思議だったんです。そうなのですね。匂いがインプットされていて、
匂いと記憶が繋がって、それに反応してしまっていたんですね」

 

Tさんのことが大好きで、いつも後ろの方から、じーっとお母さんを見ていた

甘えん坊のひかる君。身体を離れた今は、SとFの犬に反応してしまう記憶からも、
すっかり解放されたことでしょう。

 

「これからどうしたい?」と聞くと、こんな風に答えてくれました。

「お母さん、これからも、たくさんの犬たちを救ってあげてほしい。
家を全部、そういう犬たちに開放してあげてほしい。僕は身体のない看護師だけど、
みんなを癒したり付き添ったりして、お母さんと一緒にいたいよ」

 

東日本大震災の後、いまだに現地で孤独と寂しさを抱えたまま生きている

犬や猫たちは少なくありません。

現地へ定期的に通い、あるいは現地にずっと残って、

そういう犬や猫のお世話を続けている方たちもたくさんいます。

 

そんな犬や猫たちに、自分にできる形で、今後も応援をしていきたいと、

ひかる君を通して強く思いました。

 

長文、お読みくださりありがとうございました。

実例掲載にご協力いただいたTさんとひかる君に、深い感謝をこめて💖

 

 

  • 2020.06.19 Friday
  • 12:41