キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

🐦小鳥たちの豊かな世界 フクさん(十姉妹 女子 推定6〜7才)の実例🐦

今回は、小鳥という呼び方がすごく似合っている、

十姉妹(女子推定6〜7才)のフクさんの実例をご紹介します。

 

十姉妹は、私も幼少期、一緒に暮らしていました。

とははいっても昔のことなので、今のように共に

暮らす家族という感じではありませんでしたので、記憶が曖昧です。

でも母が生きものを大好きだったので、とても大事にしていました。

番いで仲良く寄り添い、子だくさんでした。子供からみても

小さいという印象があったのですが、今回、フクさんのセッションで、

お母さんのMさんにお聞きした所、15g前後ということで、驚きました。

15gといえば、料理の時に馴染みの深い、「大さじ1杯」の重さしかありません。

私が驚いたのは、そんな小さな可愛らしい小鳥の中に、こんな大きな愛やたくさんの感情が

詰まっていることでした。

いつもそうですが、感じ入って、しばしボーっとしてしまったくらいです。

 

今世界中が、コロナウィルスに怖れ、疲弊していると感じます。そんな私たちの心に、

フクさんの気持ちは、さわやかに、そしてしみじみと沁みてきます。

いつも通り長文ですが、お付きあいくださいませ。

 

Mさんとフクさんの出会いから、記していきます。たまたまホームセンターに行った時、

よい状態とは言えない十姉妹の番に出会ってしまったMさん。

鳥が大好きで、今はオカメインコのパール君、コザクラインコの愛ちゃん達と暮らしています。

その時も、十姉妹の飼育状況を見て、放っておけない気持ちになり引き取ったのでした。

 

家族となって3年経った今年の1月、セッションの依頼がありました。

ずっと番いで自分たちのハウス(鳥かご)を主に生活していたフクさんでしたが、

連れ合いのダイ君が老衰で旅立ったのです。それを機に、気持を色々聞いてみたいと思ったのでした。

ご質問は、M家にきて良かったか(どう思っているか)、

新しいパートナーの鳥がほしいか?というものでした。

 

リーディグ時、最初に伝わって来たフクさんの印象は、キリリとした芯の強さと

静かな優しさをもった女子。人間で言えば、昭和の時代、

和服の似合う小柄な女性という感じが、強く伝わってきました。

他には、大人しいけれど的確な状況判断ができ、時に大胆な行動にも出ることもある。

清楚な雰囲気。

 

ちょっと怖がりという感じもしたので、驚かせないようにしながら、

「M家に来て良かった?」という質問をしてみました。

すると、意外にもテキパキした感じで、答えてくれたのです。

「お母さんが、私たちのことを助けてくれなかったら、私たちはあのまま死んでいたわ。

あんな惨めな私をお母さんはよく助けてくれたと思う。

そしてM家に来てから、他の鳥(同居の鳥たち)、パールやアイちゃんとは

全然違う地味な存在なのに、ちゃんと気持ちをかけて尊重してくれて、ありがとう。

十姉妹は、ツガイや一族でいると、その中で完結する習性があるから、

人によっては懐かない地味な鳥で終わってしまう。

なのに、2人で完結することを許してくれて、ありがとう。

お母さんには感謝の気持ちでいっぱいだわ」

 

すごくしっかりした内容で、色んなことをわかっていることに驚いてしまったのですが、

次の質問で、私はもっと驚くことになったのです。

ずっと2羽で寄り添い、共に過ごしてきたダイ君のことを、聞いた時です。

 

「意外と思うかもしれないけれど、私たち最初から好きあって

夫婦(番い)になったわけじゃない。気がついたら、あそこで(ホームセンター)

夫婦ってことにされていたの。ダイにはついていけないって思うこともいっぱいあった。

でもM家でずっと一緒に暮らしていくうち、お互いかけがえのない存在になったのよ」

フクさんのこの回答を半信半疑という気持ちで伝えたところ、Mさん自身も驚いてしまったのです。

「前田さん、それ私もずっと感じていたことなのです。でも、

私の勝手な想像や考えかなと思ったりして、誰にも言ったことなかったのです。

うわー、フクちゃんはそんな風に思いながら、家で暮らしていたのですね」

 

新しいパートナーについて必要なのか聞いた時は、こう答えたフクさん。

「さっきはあんな風に言ったけれど、パートナーと言える鳥は、

私にとって生涯ダイだけでいいの」

「そうですか…では他に何か望みはないですか?」

「他の鳥や、外の世界の野鳥を観察したりして、静かに楽しく暮らしていきたいの。

あ、1つ、できれば私のお部屋(鳥かご)に、鏡がほしいわ」

その答えを聞いて、またまた驚いてしまったMさん。

「そういえば最近、ピアノの前で、熱心になにかのぞいています。

あれは黒いピアノに、自分の姿を写していたのですね!ダイがいる時は、

そういうことはまったくしなかったんです」

 

セッション後、Mさんが鏡を買ってあげると、早速自分のかごに入ったフクさん。

ご機嫌で、鏡に映った自分の姿を、眺めていたそうです。

(最後尾にTwitter動画のアドレスもあります)

鏡を熱心にのぞく様子は、夫に精一杯尽くして見送った後、

第2の青春を謳歌している人間の女性と変わらない様子でした。

 

フクさんは、セッションの最後にこんな言葉を残しています。

「お母さん、私はこれから自分が旅立つまで、今までになかった体験をしていきたい。

小さな事でいいのよ、例えば手に乗ったり、頭をカキカキしてもらうとか…

寿命が尽きるその日まで、精一杯生きたいと思うの。どうぞよろしくね!」

 

その言葉通り、それから3カ月(人間に換算したら4年ほどでしょうか)フクさんは、

楽しく暮らし、静かに旅立っていきました。

その様子は、Mさんが知らせてくれたメールから抜粋します。

 

【カウンセリングを受けてから3ヶ月余り、とても楽しそうに生き生きと生活していました。

多分病気ではなく、老衰だろうと思います。

最後まで可愛いらしい小さなキラキラした目をしていました。

大好きでした。

前田様から頂いたレポートを読み返してみました。(中略)

フクの言葉に、いつも励まされていました。これからもきっとずっとそうだと思います。

フクとは本当に素晴らしい出会いでした。

前田様にどうしてもお伝えしたくてメールしてしまいました。とても寂しいです。

またどこかで会えるといいなと願っています。

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私たちは、鳥を見ない日はないと思います。

疲れや怖れ、不安を感じたら、空を見上げ、耳を澄まし、鳥たちの豊かな

営みに目を向けてみてください。

きっと、活力が湧いてきます。

 

フクさんの小さな存在に、大いなる感謝をこめて💖

掲載を許可してくださったMさんにも、深く御礼申し上げます💖

 

★かごの中に鏡をつけてもらって、嬉しそうにチラ見するフクさん

(https://twitter.com/ykk45moonlight/status/1222660850239987713?s=03)

★同居鳥、アイちゃんの実例。フクさんとの違いや、

それぞれの個性を感じていただきたいと思います。

小さな生きものたちの、感性の豊かさがよく出ています💖

http://kikinotable.jugem.jp/?eid=891

 

ピアノに自分の姿を映しています💖

小さな鳥たちの夫婦愛に、胸がいっぱいになる写真💖

 

  • 2020.05.22 Friday
  • 20:08