キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

🐾ジジ君(元迷子犬シーズー男子 推定6歳)が脱走して畑に行くのはなぜ?🐾

元迷子犬で、脱走癖のあるシーズーのジジ君。
おじいちゃんに保護され、家族になって5年。


保護した時から、リードが苦手で人と一緒に外へ出たがる犬だったそうです。
大家族(8人)で、縁側がある大きな家、敷地は広く(800坪)
辺りは畑で、1本道の行き止まりに建つI家。
家に誰かしらいるので鍵をかけないのがふつう、
どうにかしたらドアも開けっ放しと…
ひと昔前の日本のような、恵まれた環境に暮らしています。

 

それでもシーズーですから、脱走して、ひょいと誰かに抱えられ

連れていかれる可能性がないとはいえないので、
充分気をつけてきたと言います。
その甲斐あってか、ここ4〜5年は、ほぼ脱走しなくなっていました。

それが、今年の3月以降、頻繁に脱走するようになってしまったのです。

しかも通常の脱走なら、オヤツを持っていけば一発で捕まる、食いしん坊のジジ君。

行き先は、1本道の先がI家の畑なので、ほぼ100%の確率で畑にいるのです。

 

ところが今回の脱走は、いつもと違うのでした。
ジジ君、畑にはいるのですが、オヤツを持っていっても捕まらないと言います。

保護したのはおじいちゃんで、だから名前はジジ。
「じぃ」の1字変換で、ネーミングされました。
保護したのはおじいちゃんですが、今1番懐いているのは、
かいがいしくお世話してくれるお母さん。次にお父さん。
その次に、相談者のIさんだと言います。

 

なのに、お母さん、お父さん、Iさんが迎えに行っても、ジジ君は捕まりません。

寸での所で逃げてしまい、広い畑をぐるぐる逃げ回るのだそうです。

ところが、おじいちゃんが迎えに行くとあっさり出て来て
実にうれしそうにはしゃぎまわります。
しばらくはしゃいで落ち着くと、1本道を連れだって帰って来ると言うのです。

 

Iさん以外のご家族全員、アニマルコミュニケーションなんて全く知らず、
依頼すると言うと、「なに、それ怪しいんじゃないのか!」

そんなご一家なのですが、理由がわからず困り果てて、
Iさんの独断で申し込まれたのでした。

 

おじいちゃんは87才という高齢で(身体的にはどこも悪い所はない)

最近のコロナの影響で、畑に行くのを嫌がっている。
だから大事をとって家にいてもらうようにしたそうです。
なのに、「なぜジジは、おじいちゃんを引っ張り出すようなことをするのか?」

お父さんは、「じぃに助けてもらった恩を、お前は忘れたのか?」と言って、
ジジ君を叱りつけているそうですが、一向に反省する様子もないのだとか。

 

そんなご相談内容を読んで、ジジ君の写真を見た途端、私はすぐに違和感がありました。

その違和感に集中しようとしていたら、ジジ君が話しかけてきました。

「僕は、じぃに嫌がらせなんかしていない。
なのに、母さんも、父さんも、僕にそう言うんだよ」

シーズーという可愛らしい犬種のジジ君ですが、骨太のがっしりした体格。
内面も、外見に見合う性格で、男っぽさ満載です。

 

「そうですか、わかりました。でも、畑に行くのを嫌がっているおじいちゃんを―」
ここまで言うと、ジジ君が割って入ってきました。

「違うよ。じぃは、畑が大好きだよ」

「え?」と返事をしながら、私にもぼんやり答えが見えてきました。

会話できちんと確認していきます。

「なるほど、ジジ君はそう感じているんですね。どうして、そう思うの?」

「どうしてって、家にいるじぃちゃんの背中を見たらわかるよ」

「どんな背中なの?」

「つまんないって書いてある。それに時々、モクモク煙が立っているよ。
あれじゃ、そのうちじぃは、本当に病気になっちゃうよ」

※ここで言うモクモク煙が立つというのは、本音と違うことを言ったおじいちゃん。
行き場のない本音が、煙のように渦巻いて見えるという意味です。

「モクモク煙の中身はなにか教えてくれる?」

「あれ(コロナ)が一刻も早く収まって、早く、畑に行きたいって、じぃは言ってるよ」

「なるほど、わかりました。では、ジジ君が畑に行くのは脱走じゃなくて、
おじいちゃんを畑に呼んであげたいからなのね」

「ワン!ワン!」そうそうと、嬉しそうに鳴いたジジ君。

私は続けて聞きました。「おじいちゃんは、気を遣う人なのね?」

後ろ足で立ち上がり、跳ねるようにして喜ぶジジ君。
 

先日、ジジ君脱走の真相を伝えたところ、Iさんは驚きのあまり、電話の向こうで

じばらく黙り込んでしまいました。声を発した時は、涙声になっていました。

「前田さんの言うこと、今すごく納得していました。実は私、来月出産なんです。
コロナは、高齢者がかかるリスクが高いって言いますよね。
そういうのもあって、私たちの足手まといになりたくない、迷惑かけたくないと思って…
じいちゃん、気を遣って畑に行きたくないって、言ったんですね」

 

その後、ご家族で会議を開いて、おじいちゃんは畑に復帰されたそうです。

するとジジ君の脱走はぴたりと収まり、彼の株は急上昇しました。

あ、アニマルコミュニケーションも超怪しいから、すごい(笑い)となって、

株が急上昇しました(笑い)

 

めでたし、めでたし(o^―^o)ニコ

(添付写真のシーズーはイメージです)

長文お読みくださりありがとうございました。

 

ジジ君のおじいちゃんを想う気持ちに敬意をこめて💖

 

 

 

             

  • 2020.05.01 Friday
  • 08:58