キキのテーブルのブログ「4×6 -4つの目、6本の足-」

🐾あなたの犬に、あなたはこんなにも愛されている  WANCOTTマネージャーKさんの愛犬ルゥさん (ミニチュアダックス 女子10歳)🐾

どうぶつ達の愛が真っすぐで純粋ということは、
ブログでいつも記してきました。

その中でも、私たちと行動を共にする犬は、
特にそのことをハッキリ示してくれるものです。

そんな犬たちの思いやりや愛がわかる実例を、
シリーズ化していきたいと思います。

 

1回目は、犬の巨大複合施設WANCOTTのマネージャー
Kさんの愛犬、ルゥさんに登場してもらいます。

WANCOTTのことを知らない方もいると思うので、簡単にご説明します。

日本で最大級の犬のための複合施設です。
全天候型の広いドッグランをはじめ、介護、ペットホテル、トレーニング、
医療と、犬のためのあらゆることが揃っている、
犬にとってパラダイスのような場と言っていいでしょう。

 

そんなWANCOTTで責任者として働くKさんの前職は、
動物病院の看護師でした。

出会ったのはその動物病院で、ルゥさんは当時患者だったのです。

Kさんの犬になった経緯は、淡々とした文で、こんな風に書かれていました。

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勤務していた動物病院に患者さんとしてきたのですが、
事故により下半身不随に。

それが原因で手放されたため、病院で引き取り。

後に、私が自分の犬として引き取りました。

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その後Kさんは、2頭の犬を(シェルティ8歳とプードル4歳)を迎えました。
今回彼女がアニマルコミニケ―ションで知りたいのは、子犬で迎えた
プードルの女の子ムギさんが、 とてもやんちゃだったため、
ルゥに随分負担をかけてしまった気がする。

ルゥさんは元々あまり他の犬には興味がなく、「食べること」と
人間の方が好きなのだそうです。なのにKさんの都合で
多頭飼いにしてしまったようで、ルゥだけを見ている時間が減り、
寂しい想いをしているのではないか…
それが、ずっと気がかりだったと言うのです。

 

ここからは、ルゥさんの印象を記してゆきます。

写真を見ても一目瞭然ですが、最初に伝わってきたのが、正統派の美犬(美人)
ということ。エレガントな雰囲気で知性を感じ、どこから見ても美しい。
例えて言うならゴクミ(後藤久美子、例えが古すぎ(^^;)
今なら、北川景子という感じでしょうか。

他にもたくさん印象を伝えてくれたものですが、容姿に関して特に強く伝えてきたのは、
それなりの理由がありました。

 

人間の女性でも、自分の容姿が人並はずれて美しいと、
当然そのことに対してプライドを持ちます。

どうぶつも同じなのです。そのことをルゥさんは、こう伝えてきました。

「私は自分のこの端正な容姿に自信があったの。なのに、まだ若いうち(人間の20代で)
歩ける自由を奪われ、いらない存在とハッキリ言われたことへの深い悲しみは、
(幸せになった今も)心の奥で固い芯となって残っているわ。
だから、私が一見犬に興味がないように感じるのは、初めての犬と会った時、
私の下半身に注がれる視線を見たくないからなの。
(その足はどうしたの的な目で見られる度、足がこうなってしまった時の、
心の傷が痛むような気持ちになる)食べることが好きなのも同じ理由よ。
自分に何か欠けた部分があると感じる時、それを埋めようとして食に走るのは、
人間だって同じでしょう…」

 

ルゥさんがこの話を伝えてきた時、胸が冷え冷えとする深い悲しみとともに、
チラチラとその当時の状況が、映像として見えてきました。

ルゥさんの最初の飼い主は、男性だったこと。
手放した原因は事故としか書かれていなかったが、中身は、
前飼い主の過失であると感じる。手放した時も、実に淡々と(冷めた感じで)
それでは(足が不自由では)もういりませんというようなことを、
ルゥさんを目の前にして言っていること。

 

私たちだって、親にあるいは一途に愛した人に、その人の過失によって
自分の身体が不自由になったのに、今後おまえの世話は出来ない!と、
目の前で言われたとしたら…どんな気持ちになるでしょうか?

どうぶつが何もわからない下等な生きもの、食べ物だけで言うことを
きかせられるなどと思っている人間は、まだいますが、それは大きな間違いなのです。

どうぶつと私たちは、共通の言語がないにすぎません。
私たちが言葉に込めた思いや発する感情を、彼らはほぼ全て正確に感じ取っています。

こうしてルゥさんが伝えてきたことでも、そのことがよくわかりますね。

 

私から聞いたKさん自身も驚きのあまり、しばらく言葉が出ない感じでした。

感じ取った状況や経緯は、ほぼ合っていたからです。
それをルゥさんが正確に感じ取っていて、8年以上経った今も
、こうしてハッキリ覚えているとは、犬を愛し犬の専門家の彼女でさえ、
想像していなかったのでしょう。

 

ルゥさんはこう話を続けました。

「そんな私にママが手を差しのべ救ってくれたこと、本当に感謝しているの。
それにさっき言ったような理由だから、私は犬に興味がないわけじゃない。
だから、自分の都合で増やしてしまって、私に向き合う時間が少なくなったなんて、
全然思わなくていいの」

 

Kさんがプードルの女の子ムギさんを迎えた時期は、
彼女にとって順調とは言えない時期でした。

仕事があまりに忙しくて気持ちがまいってしまっていたこと、
それに加え、身体の不調、子供をもつことに関する悩みも抱えていたのでした。

申し込み時にもそのことは記されていましたが、ルゥさんはさらに踏み込んだ形で、
こう伝えてくれました

「ムギは確かに爆弾みたいな子で、どんなに歯を剥いて怒ってもまったく効き目なし。
ひゃっほー!!って感じで、最初は、ほとほと呆れたものよ。
でも決して、私もとと(シェルティ)も、ムギを嫌いなんて思ったことはない。
それは、ママにわかってほしい。だってあの頃ママは、忙しさと身体のことで、
とても悩んでいたでしょ。それを吹き飛ばして前に進んで行くには、
爆弾娘のムギでなければ無理だった。私やととにはできない役割を担って、
あの子は、家に来たのよね。そのことを、私たちはよくわかっていたのよ。
ムギが来たおかげでママは、悩んで落ち込んでる暇もなくなった。
ムギだけで、まるでたくさんの子育てでもしたみたいに、大変だったんだもの(笑い)」

 

自分の愛する犬が、こんな見方をしていてくれて、
こんな思いやりをもっていることを知ったら、愛犬家の誰もが、
さらにその子を愛おしく思うことでしょう。

実際Kさんも、すごく救われた気持ちになったと言いました。

 

そんなKさんを思いやって、ルゥさんは最後にこう言って去っていきました。

口調は一転して、まるでKさんの秘書か姉みたいでもありました。

「あのねー、私たちのことばかりじゃなくて、ちょっとは
自分のことも気にかけて。ちゃんとした食事を摂って
(いつも食べているのは、コンビニ弁当と言っていました(^^))
ストレス解消、気分転換してね!休みの日に、海をボーっと眺める、
緑の多い所に行く。それだけじゃなくて、もっと、
直接自分を労わる。そんなことをしてほしいわ!」

 

愛犬家のみなさん。これはなにも、ルゥさんが特別ではないのです。

あなたの犬も、同じです。

私たちが思っているよりずっとずっと、
あなたの犬は、あなたを愛しているのです。

 

その事を1人でも多くの人が知ったなら、私たちとどうぶつはもっと親密に、

もっと尊重し合い、垣根は低くなることでしょう。

 

Kさんとルゥさんに直接会ってみたい方は、WANCOTTへお出かけください💖

https://wancott.com/

 

長文お読みくださり、ありがとうございました。

 

とと君

むぎさん

 

  • 2019.12.08 Sunday
  • 19:33